ネットワークの勉強をするための環境
はじめに
ネットワークの勉強をしていると、やはり動作確認をしたいという欲求は高まってきます。 そんな時、ネットワーク機器が手元にあればどんなに素晴らしいでしょう。 でも、動作確認に必要なだけの機器をそろえようと思うと、 場所やお金がそこそこかかります。特に場所。
ですが、最近はネットワーク機器メーカーも仮想アプライアンスを出していて、 さらに仮想アプライアンスの体験版というか、そういったものを提供してくれています。 そんな仮想アプライアンスの体験版を使えば、手元で仮想的にネットワークを作成して動作確認ができてしまいます。 いい時代になりましたね。
今回はそんな提供されている仮想アプライアンスをダウンロードする方法を紹介します。
Arista vEOS
ダウンロードにはユーザ登録が必要です。
ログインページのNeed a User Account? というところから新規登録しましょう。
名前や所属など、入力必須項目を埋めていけば仮登録されます。
入力したメールアドレス宛に仮登録メールが届きますので、そこから本登録すれば登録完了です。あとは ダウンロードページにvEOSが置かれています。
ダウンロードする必要があるファイルは2つあります。
- Aboot-veos で始まる isoファイル。 これがvEOSをブートさせるためのファイルです。
- vEOS-lab-<バージョン番号>.vmdk というファイル。これがvEOSの本体です。
仮想マシンを作り、CDドライブにisoファイルを指定し、HDDにvmdkファイルを指定して実行すれば動きます。
Juniper vSRX
ダウンロードにはユーザ登録が必要です。
ダウンロードまでの手順はvSRXトライアルページが詳しいです。
ユーザ作成ページから Issue TypeをAccess to software downloads(please specify software)にして Description of Issueにtype 60 Day vSRX Trial と記載します。
あとは必須項目を埋めてsubmitボタンを押すと、 数日以内にJuniperのサポートから"英語で"メールが届きます。
項目を埋めてくださいとフォームのようなものがついてくるので、それを埋めて返したり、メールに書かれている指示に従えば 最終的にvSRX体験版がダウンロードできるアカウントが出来上がります。頑張りましょう。
アカウントができたら ダウンロードページのsoftwareというタブからovaファイルがダウンロードできます。
vSRXトライアルページの下の方にClick here to retrieve the license key that activates your 60-dayと記載のある個所があります。 ここから、vSRXのUTMやIPSが60日間使えるようになるライセンスを取得することができます。
Cisco csr1000v
ダウンロードにはユーザ登録が必要です。
これはライセンス的には大丈夫なのかな?と思いつつ、 Ciscoオフィシャルサイト内に言及のあるものなので、いいのかなぁ?と。
ログインページの右側に 新しいアカウントを作成する という項目がありますので、 そこからアカウントを作成します。必要項目を入力し、登録ボタンを押せば登録できます。
登録できたら、ログインすると
ダウンロードページ のdownloadボタンからダウンロードできます。
他のバージョンも、ものによってはダウンロードできます。いずれも古いバージョン(3.15.0Sや3.14.2Sなど)ですが
Brocade vRouter 5600(Vyatta)
トライアル申請ページより申請が必要です。
申請をするとダウンロードページに進めます。そこでisoファイルがダウンロードできます。
トライアルライセンスキーについては、メールで送られてきます。
利用にはオンラインにてアクティベーションする必要があります。
A10 vThunder
トライアル申請ページより申請が必要です。
申請をすると、アクティベーション用URLが送られてきます。
ダウンロードページよりvThunderをダウンロードし、仮想マシンとして実行すると、 UUIDが確認できますので、アクティベーション用URLに申請したメールアドレスとUUIDを記載するとアクティベートできます。
アクティベートできたら、期限まで使えるようになります。
F5 Big-IP
ユーザ登録が必要です。
トライアル申請ページより、 Register からユーザ登録ができます。フリーメールで登録できます。
登録が終わると、トライアル申請ページから ログインすると、トライアル版の60日ライセンスが発行できるようになります。
ダウンロードページからトライアル版がダウンロードできます。
おわりに
いくつかの仮想アプライアンスのダウンロード方法などを記載しました。
何かの参考になればなぁと思います。
個人的にはJuniperの英語でやり取りするというのが結構大変かなと感じます。
が、サポートの方が親切、丁寧に対応してくださるので、翻訳サイトなどを利用して頑張ればなんとかなりますよ。
最初英語にとまどって数日アクション起こせずにいたら催促が来ましたが。