お勉強
STP関連
MST(Multiple Spanning-Tree)
STPでは、VLANという概念について考慮せずにひとつのSTPが動きます。
しかし、それではすべてのVLANが同じ経路を使って通信するので、普段使われない経路ができてもったいないです。
そこで、VLANごとにSTPを動かそうというのがCisco独自のPerVLAN STP です。
しかし、VLANごとにSTPを動かすと、STPが大量に動くことになってしまいます。
MSTでは、いくつかのVLANをグループ化してグループ単位でSTPを動かそうというものです。
従来のSTPとMSTでは互換性がないので、MSTが動いているグループを1つのSTP領域として見せることでSTPとMSTの同居を可能にしています。
STPからみると、MST群は大きな1つのスイッチに見えているという感じでしょうか。